Château Smith Haut Lafitte
Chateau Smith Haut Lafitte 2014
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Cabernet Franc
カベルネ・フラン
カベルネ・フランはフランス原産の黒ブドウで、多くのワイン生産国で栽培されているブドウ品種です。栽培においては冷涼で内陸の気候を好み、特にボルドーでのブレンド品種、またはロワールでの単一品種のワインが知られており、ハーブやたばこ、スパイスの香りをワインに与えます。
ボルドーにおいてはカベルネ・ソーヴィニヨンとメルロに並び用いられますが、特に右岸のポムロールやサン・テミリオンにおいてその重要性は高く、シュヴァル・ブランやオーゾンヌなどのトップシャトーにおいては、この品種を50％を超える比率で用いています。ロワールにおいてはシノンやソミュールなどのアペラシオンが知られており、フレッシュな赤系果実にスパイスの香り、またはより熟度の高い上質なものになるとシガーやレザーのアロマも交わってきます。
Château Smith Haut Lafitte
シャトー・スミス・オー・ラフィット
シャトー・スミス・オー・ラフィットはボルドー市街を南下した先のグラーヴ地区のペサック・レオニャンに位置しています。1959年のグラーヴの格付けの際、スミス・オー・ラフィットはグラン・クリュ・クラッセに格付けされました。シャトーは1365年まで遡り、ラフィットと呼ばれた砂利質の台地にブドウが植えられた記録が残っています。スコットランド人の商人ジョルジュ・スミスがこのエステートを購入したのが1720年で、その時彼は自身の名をワイナリー名に冠しました。現在、シャトー・スミス・オー・ラフィットはダニエル、フローレンス・カティアール夫妻が１９９０年より所有しており、施設はよりモダナイズされています。また、エステートはレ・ソースド・スーダリーと呼ばれる５つ星のホテル、２つ星のレストランも所有しており、健康志向の食事を楽しむことができます。
ペサック・レオニャンのアぺラシオンは1987年に制定されましたが、グラーヴアペラシオンの北部と重なっていました。シャトー・スミス・オー・ラフィットはその中でも典型的なグラーヴワインとして評価を確かなものにしています。畑は78haに広がり、ブドウは何百万年も前にガロンヌ川からもたらされた土壌に植えられている。ここの砂利は火打石、クォーツや珪岩などから成り、これらは畑の水はけをよくするだけでなく、太陽の光を反射することで、ブドウは理想的に熟すことができます。これらの特徴を備えたワインは、赤も白も逸品です。
カティアール家はサステイナブルなブドウ栽培を実践し、2019年にはオーガニックの認証も取得しました。またビオディナミの原理に基づいた農法も取り入れており、馬を使って畑に鋤を入れているほか、生物多様性を促すことを目的に、ブドウ樹の間にハチの巣や果樹園を畑の中に導入しています。シャトーはさらに樽も自前で作っており、使用する樽の70％は自社製の樽で、古樽と新樽をバランスよく使い分け、この現代的で芸術的なシャトーのワインは作られます。ワインにはテロワールが色濃く映し出されており、骨格がはっきりしており、複雑です。赤ワインはヴェルヴェットのような滑らかさにスモーキーな香りが立ち上り、リッチでアロマティックな白はボルドーの白ワインの中でも屈指のクオリティを誇ります。
Château Smith Haut Lafitte is situated in the Pessac-Léognan appellation of the Graves region, south of the city of Bordeaux. During the 1959 Classification of Graves, Château Smith Haut Lafitte was classed as Grand Cru Classé. The domaine dates to 1365 when vines were first planted on a gravelly plateau known as Lafitte. Scottish wine merchant George Smith acquired the estate in 1720, adding his name to the property. Today, Chateau Smith Haut Lafitte is owned and managed by Daniel and Florence Cathiard, who purchased it in 1990, investing considerable sums in its modernization. In addition to the château, vineyards and winery, the estate also comprises a 5-star hotel, a 2-Michelin star restaurant, and the luxury Les Sources de Caudalie spa which offers grape-based treatments and health-minded cuisine.
Pessac-Léognan was designated as an appellation in 1987, and corresponds to the northern part of the Graves region. Château Smith Haut Lafitte has a reputation as “quintessential Graves”. Its 78 hectares of vines sit in a single block upon gravel deposited by the Garonne River millions of years ago. The gravel is made up of flint, quartz and quartzite, providing not only excellent drainage but also a mirror effect, reflecting the sun’s rays for optimum ripening. The classic Graves soils combined with a temperate maritime climate yield highly distinctive wines - both red and white.
The Cathiards farm sustainably and achieved organic certification in 2019. Many biodynamic practices are also employed, and horses are used to to plow the more fragile soils. Efforts to enhance biodiversity include the introduction of beehives and orchards, with trees planted amongst the vines. The estate has its own cooperage, allowing custom-production of 70% of its barrels. Combining the best of old and new, the wines are made in the ultra-modern, state-of-the-art winery. Fully expressing their superb terroir, they are highly structured and complex - the reds are fantasticly smoky with a velvety texture, and the rich, aromatic white is considered one of the foremost examples of white Bordeaux.
Cabernet Sauvignon
カベルネ･ソーヴィニヨン
カベルネ・ソーヴィニヨンは、フランスの銘醸地、ボルドーを代表する黒ブドウ品種。上質な酸と収れんするタンニンは赤ワインにとって最も重要な要素である骨格を与えます。長大な熟成ポテンシャルを持つこともこの品種の特徴であり、年を経るごとにその厳格なタンニンはほどけ、味わいは洗練されていきます。香りはブラック・カーラントやスミレといった香りが若いうちは支配的ですが、熟成につれダージリン・ティー、シガーにクレーム・ド・カシスなどの香りに発展。熟成につれ、味わいが一つの方向に調和していくのに対し、香りは層をなすように複雑に花開いていきます。
また、国際的に広く栽培され成功を収めているのもこの品種の特徴です。カリフォルニアのナパ・ヴァレー、オーストラリアのマーガレット・リヴァーにチリのマイポ・ヴァレーなど、ボルドーよりも温暖で安定した気候の下で、カベルネ・ソーヴィニヨンはその個性を最大限に発揮しています。