Pym Rae
Pym Rae 2017
ピム・レイ 2017
生産国/Nation: アメリカ/USA
地域/Region: ナパ・ヴァレー/Napa Valley
≪品種/Varieties≫
カベルネ・ソーヴィニヨン 80%
メルロ 20%
≪醸造/Technical Facts≫
アペレーション: ナパ・ヴァレー、マウント・ヴィーダー
オーナー: テスロン家
ジェネラル・マネージャー・ワインメーカー: ジェローム・ルディ
ワインメイキング・コンサルタント: ミッシェル・ローラン
土壌: 堆積性石灰岩
収穫: 小さい容器での手摘み
選果・除梗: 手作業
醸造: 丸型コンクリートタンク(264ガロン=約1,000L)
熟成: フレンチオークの新樽70%、コンクリートタンク30%
熟成期間: 16か月
≪詳細/Details≫
2017年はチャレンジングなヴィンテージでした。 特に雨の多い寒い冬の後、生育期は遅れて始まりました。この年の次の部分は、「古典的な」カリフォルニアのヴィンテージの特徴がみられました。太陽、暑さ、そして青空! しかし、9月初旬にヴァレーで110°F(43℃)を超える日が何日か続いたにもかかわらず、私たちのブドウは、より新鮮な気候の恩恵を受ける高度の畑のおかげで、健康でバランスの取れた状態を保つことができました。シーズンの終わりには、この地域で火災が発生しました。 Pym-Raeでは、カベルネ・フランだけが被害を受けました。 そのため、最終的なブレンドからは除外しています。私たちのブドウ畑は、雨の多い冬から非常に暑い夏まで、極端な条件を経験しました。 その結果、テロワールの特徴である美しいフレッシュさとバランスのとれた、力強いワインが出来上がりました。
≪Awards≫
Wine Advocate: 97
James Suckling: 97
Cabernet Sauvignon
カベルネ・ソーヴィニヨン
カベルネ・ソーヴィニヨンは、フランスの銘醸地、ボルドーを代表する黒ブドウ品種。上質な酸と収れんするタンニンは赤ワインにとって最も重要な要素である骨格を与えます。長大な熟成ポテンシャルを持つこともこの品種の特徴であり、年を経るごとにその厳格なタンニンはほどけ、味わいは洗練されていきます。香りはブラック・カーラントやスミレといった香りが若いうちは支配的ですが、熟成につれダージリン・ティー、シガーにクレーム・ド・カシスなどの香りに発展。熟成につれ、味わいが一つの方向に調和していくのに対し、香りは層をなすように複雑に花開いていきます。
また、国際的に広く栽培され成功を収めているのもこの品種の特徴です。カリフォルニアのナパ・ヴァレー、オーストラリアのマーガレット・リヴァーにチリのマイポ・ヴァレーなど、ボルドーよりも温暖で安定した気候の下で、カベルネ・ソーヴィニヨンはその個性を最大限に発揮しています。
Pym Rae
ピム・レイ
ピム・レイはカルフォルニア、ナパ・ヴァレーのマウント・ヴィーダーに位置します。以前は俳優のロビン・ウィリアムズによって所有されていましたが、2015年にボルドーの有力生産者シャトー・ポンテ・カネのオーナー、アルフレッド・テスロンが、ウィリアムズの家族より買取ました。
ピム・レイの人里離れた場所にある武骨な土壌の畑は壮観です。標高1500フィートにある、マウント・ヴィーダーの石灰質の堆積土壌の傾斜には、ボルドー左岸の主要品種であるカベルネ・ソーヴィニヨン、メルロにカベルネ・フランなどが植樹されています。マウント・ヴィーダーの生産量は少なめですが、その品質は卓越しています。シャトー・ポンテ・カネと同様に畑はビオディナミで管理し全て手作業で行っています。
テスロン家の手掛けた最初のヴィンテージは2016年、彼らはただ1つのワインをリリースしました。その並外れたブレンドワインはこの山独自のテロワールを見事に表現しています。エレガントでフレッシュ、洗練されたタンニンによるしっかりとした骨格を持つピム・レイのワインは力強さと優雅さを同時に体現しています。
Pym-Rae is situated near the top of the Mount Veeder AVA in the Napa Valley, California. The sprawling property was formerly owned by the late actor Robin Williams. In late 2015, Alfred Tesseron, of the highly regarded Bordeaux estate Château Pontet-Canet, purchased it from Williams’ family.
Pym-Rae’s remote and rugged vineyard is spectacular. It sits at an elevation close to 1,500 feet on Mount Veeder’s steep sedimentary-limestone slopes and is planted in the Left Bank Bordeaux grape varieties of cabernet sauvignon, merlot and cabernet franc. Yields on Mt. Veeder are low and the fruit is exquisitely concentrated. As at Château Pontet-Canet, the vineyard is farmed biodynamically, and all the work is performed by hand.
The Tesseron’s inaugural vintage was 2016 and they make just one wine - an exceptional red blend showcasing their unique mountain terroir and peerless pedigree. Elegant, fresh, and structured with finely textured tannins, Pym-Rae is at once both delightfully graceful and muscular.