Garganega

ガルガーネガは北イタリアのヴェネト州の土着の白ブドウ品種。DOCソアヴェで主要品種として用いられています。粒が小さく、ブドウの粒同士が密接しないので、カビも生じにくい点が、栽培者には歓迎されているようです。また、古くからソアヴェの生産地域として知られる土地にはDOCGソアヴェ・クラッシコの名が与えられ、より高品質なワインが生み出されています。さらに2019年からは、その中でも33の「クリュ」が認定され、テロワールに基づいてワインを分類する動きが活発です。ワインは、ピーチの花やアーモンド、アプリコットなどの華があり熟度の高い果実の香りに満ちています。

　

また、その乾燥しやすい特性を生かして干しブドウから作る、レチョートと呼ばれる甘口ワインも作られ、はちみつ、レモンの糖蜜漬けなどの濃縮した香りで人気があります。