ドイツ新規生産者 Dr. Wehrheim
ドイツの新規生産者がセラードア青山に仲間入りしました。ドイツ南部、フランスのアルザス地方と国境を挟む産地、ファルツから「ドクター・ヴェアハイム」です。4代続くこのエステートは、ドイツの辛口ワインの格付けVDPに加盟している生産者であり、ビオディナミ農法の実践者。高い品質のリースリングだけでなく、シャルドネ、ピノ・ブラン、ピノ・ノワールと地域の特性を生かした多彩なセレクションも大きな魅力となっています。
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ハールト山がもたらす大陸性の乾燥した気候
ドクター・ヴェアハイムは、ファルツのビルクヴァイラー村の生産者。ドイツ南部に広がるこの産地は、フランスのアルザスにもほど近い産地。産地の西に構えるハールト山は、アルザス地方におけるヴォージュ山脈と同じ役割を果たし、西からくる雨風を遮る役割を果たします。結果この地域は乾燥した気候(年間日照1800時間)となり、生まれるワインもドイツの中で最も凝縮感があり、表情豊かなワインとなります。
北部ミッテルハールトにはリースリングで名の知れた畑が多く存在するのに対し、このワイナリーが位置する南部にはピノ系品種も優れた品質のワインを生み出しています。この地では
・リースリング
・ヴァイス・ブルグンダー(ピノ・ブラン)
・シュペート・ブルグンダー(ピノ・ノワール)
のグローセス・ゲヴェックスが生産可能で、ヴェアハイムはこの3品種すべてのグローセス・ゲヴェックスをリリースしています。
多彩な土壌に合わせてブドウを栽培
ヴェアハイムでは土壌をRotliegendes、Bundsandstein、Muschelkalk、Keuperの4つに分類し、それぞれの区画に合わせたブドウを植えることで、この地の多様な土壌を活かした高品質なワインを造っています。
カスタニアンブッシュ・リースリング・グローセス・ゲヴェックス 2021
12,650円(税込)
ファルツ南部で特に高名なグローセス・ゲヴェックスで、VDP協会のホームページにも記載があるほど。Rotliegemdsと呼ばれる赤土を中心に砂岩もところどころに見られる土壌はリースリングに特に向いた土壌。南-東向き、ハールト山の麓に広がる畑で、海抜320mもの高さ。カスタニアン=栗を意味しており、畑を囲むように栗の樹が植わっています。場所によっては30度の傾斜にもなる、水捌けにも恵まれた畑です。蜜のような凝縮した果実に、はっきりと感じられる石のようなミネラルが魅力です。高い熟成ポテンシャルも秘めたワインです。
カスタニアンブッシュ・ケッペル・リースリング・グローセス・ゲヴェックス 2021
12,650円(税込)
カスタニアンブッシュ・ケッペル・シュペートブルグンダー・グローセス・ゲヴェックス 2019
13,200円(税込)
カスタニアン・ブッシュの中でもKöppel/ケッペルと呼ばれる特別な区画。砂が多い土壌で保水性に優れ、よりミネラリーなワインが生まれます。リースリングが植わるカスタニアンブッシュの区画の中で、シュペート・ブルグンダー(=ピノ・ノワール)が例外的に植えられている区画でもあります。
マンデルベルク・ヴァイスブルグンダー・グローセス・ゲヴェックス 2021
12,650円(税込)
ムッシェルカルクと呼ばれる石灰質の土壌はブルゴーニュに代表されるように、偉大なピノ品種を生み出す至高の土壌。この地に植わるピノ・ブランから造られるグローセス・ゲヴェックスは熟した赤リンゴ、ホワイトペッパー、チョーク等ピュアで洗練された印象で、余韻も長く長命なワインです。
イム・ゾンネンシャイン・シュペートブルグンダー・グローセス・ゲヴェックス 2020
13,200円(税込)
Sonnen/ゾンネン=太陽が示すように、真南を向いた丘、日照に恵まれた区画。石灰質土壌から生み出される熟度の高いピノ・ノワールの味わいはまさにグレートヴィンテージのブルゴーニュのようです。熟したレッドチェリー、鉄分やジビエなどの香りが強くグラスから感じられます。
以上今回入荷したグローセス・ゲヴェックスでした。他にもシャルドネのエアステ・ラーゲ(1級畑)など各種ございますので、是非とも当店でお試しください。
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