Château Pontet-Canet
Chateau Pontet-Canet 2016
シャトー・ポンテ・カネ / シャトー・ポンテ・カネ 2016
産地:ポイヤック
品種:カベルネ・ソーヴィニヨン 、メルロー 、カベルネ・フラン
≪Awards≫
Wine Advocate: 98+
Cabernet Sauvignon
カベルネ・ソーヴィニヨン
カベルネ・ソーヴィニヨンは、フランスの銘醸地、ボルドーを代表する黒ブドウ品種。上質な酸と収れんするタンニンは赤ワインにとって最も重要な要素である骨格を与えます。長大な熟成ポテンシャルを持つこともこの品種の特徴であり、年を経るごとにその厳格なタンニンはほどけ、味わいは洗練されていきます。香りはブラック・カーラントやスミレといった香りが若いうちは支配的ですが、熟成につれダージリン・ティー、シガーにクレーム・ド・カシスなどの香りに発展。熟成につれ、味わいが一つの方向に調和していくのに対し、香りは層をなすように複雑に花開いていきます。
また、国際的に広く栽培され成功を収めているのもこの品種の特徴です。カリフォルニアのナパ・ヴァレー、オーストラリアのマーガレット・リヴァーにチリのマイポ・ヴァレーなど、ボルドーよりも温暖で安定した気候の下で、カベルネ・ソーヴィニヨンはその個性を最大限に発揮しています。
Cabernet Franc
カベルネ・フラン
カベルネ・フランはフランス原産の黒ブドウで、多くのワイン生産国で栽培されているブドウ品種です。栽培においては冷涼で内陸の気候を好み、特にボルドーでのブレンド品種、またはロワールでの単一品種のワインが知られており、ハーブやたばこ、スパイスの香りをワインに与えます。
ボルドーにおいてはカベルネ・ソーヴィニヨンとメルロに並び用いられますが、特に右岸のポムロールやサン・テミリオンにおいてその重要性は高く、シュヴァル・ブランやオーゾンヌなどのトップシャトーにおいては、この品種を50%を超える比率で用いています。ロワールにおいてはシノンやソミュールなどのアペラシオンが知られており、フレッシュな赤系果実にスパイスの香り、またはより熟度の高い上質なものになるとシガーやレザーのアロマも交わってきます。
Château Pontet-Canet
シャトー・ポンテ・カネ
ポイヤックに位置するシャトー・ポンテ・カネはボルドー左岸における一流の生産者です。1855年のボルドー格付けにおいては5級に甘んじていますが、このシャトーのクオリティは並外れており、いわゆる「スーパーセカンド」と呼ばれる、一級シャトーに次ぐクオリティがある偉大なワインとして評価されています。シャトーの歴史は1725年まで遡り、ジャン・フランソワ・ポンテが購入したシャトーに自身の名を冠したところから始まります。今日ではシャトー・ポンテ・カネは熟成コニャックを扱うことでも知られるテスロン家によって所有、運営されています。
シャトー・ムートン・ロスチャイルドの隣に位置する80haの畑は、ガロンヌ川を臨む丘の頂上、砂利質や砂が豊富な土壌に位置します。2004年には、ビオディナミ農法を実験的に導入。今日ではワイナリーはサステイナブルなワインづくりを実践し、ビオディナミの原理に基づいて栽培しており、畑仕事では馬を使っています。2010年にはオーガニック及びビオディナミの認証を取得しました。
シャトー・ポンテ・カネはボルドーでも唯一無二の個性を持つワイナリーです。テラコッタで一部のワインを熟成するなど、新しい技術や試みを積極的に試行するなど、革新的な思考は他の左岸のシャトーとは一線を画します。クオリティは年々ますます向上しており、スタイルも並行して進化しています。フルボディで熟した黒系果実の香り、味わいに溶け込んだタンニンがシャトー・ポンテ・カネのスタイルであり、パワフルかつエレガント、熟成のポテンシャルも申し分ないワインです。
Situated within the Pauillac appellation, Château Pontet-Canet is a prestigious Left Bank Bordeaux producer. Although classed as a 5th Growth in the Bordeaux Classification of 1855, the quality of the domaine’s wines has firmly established it as a top Super Second. The domaine dates to 1725, when Jean-François Pontet gave his name to the estate he had acquired. Today, Château Pontet-Canet is owned and run by the Tesseron family; also makers of luxury, aged Cognacs.
Situated next to the vineyards of Château Mouton Rothschild, Château Pontet-Canet’s 80 hectares of vines sit upon a hilltop of Garonne gravel and sand. In 2004, the domaine began experimenting with biodynamic farming. The entire estate is now managed sustainably, and the vines cultivated according to biodynamic principles, with horses doing a good bit of the labour. Organic and biodynamic certification was achieved in 2010.
Château Pontet-Canet is one of the most singular wines in Bordeaux. Innovation and the adoption of new concepts for the region (such as aging a portion of the wine in terra cotta) has set the domaine apart from other properties in Pauillac and the Left Bank. Quality has continued to rise, and the style has evolved in tandem. Full-bodied and brimming with with ripe, black fruits and finely integrated tannins, Château Pontet-Canet is a powerful Bordeaux with excellent ageing potential