Château La Lagune
Chateau La Lagune 2016
シャトー・ラ・ラギューヌ / シャトー・ラ・ラギューヌ 2016
ボルドーの市街近く、アペラシオン、オー・メドックに位置するシャトー・ラ・ラギューヌは、ボルドー左岸の歴史の中でも古くからその存在が知られている権威あるシャトーです。1734年には、すでにこのシャトーは高い品質のワインを生み出す生産者として名が知られており、1855年のボルドー格付けでは3級の地位を獲得しました。2000年より、ローヌの伝説的なワイナリー、ポール・ジャブレの所有者であるフレイ家の所有となりました。ワインメーカーにカロラン・フレイが就き、新たなスタートを切っています。 シャトーはジロンド河および大西洋にほど近い、80haのテラス状の畑を所有し、ブドウの生育に理想的な北-南向きの斜面を有しています。フレイ家の所有以降、畑、ワイナリーすべてにおいて大胆なイノベーションを進めており、2013年にはオーガニック栽培を導入し、2016年にはその認証を取得しました。ビオディナミの手法も積極的に取り入れており、ワインはエレガントで美しいテクスチュア、そして果実のピュアさに満ちており、カロランはフィネスと調和に溢れたワインでその並外れたテロワールを表現しています。
地方:ボルドー
産地:オー・メドック
品種:カベルネ・ソーヴィニヨン 、メルロー 、カベルネ・フラン、プティ・ヴェルド
Cabernet Sauvignon
カベルネ・ソーヴィニヨン
カベルネ・ソーヴィニヨンは、フランスの銘醸地、ボルドーを代表する黒ブドウ品種。上質な酸と収れんするタンニンは赤ワインにとって最も重要な要素である骨格を与えます。長大な熟成ポテンシャルを持つこともこの品種の特徴であり、年を経るごとにその厳格なタンニンはほどけ、味わいは洗練されていきます。香りはブラック・カーラントやスミレといった香りが若いうちは支配的ですが、熟成につれダージリン・ティー、シガーにクレーム・ド・カシスなどの香りに発展。熟成につれ、味わいが一つの方向に調和していくのに対し、香りは層をなすように複雑に花開いていきます。
また、国際的に広く栽培され成功を収めているのもこの品種の特徴です。カリフォルニアのナパ・ヴァレー、オーストラリアのマーガレット・リヴァーにチリのマイポ・ヴァレーなど、ボルドーよりも温暖で安定した気候の下で、カベルネ・ソーヴィニヨンはその個性を最大限に発揮しています。
Cabernet Franc
カベルネ・フラン
カベルネ・フランはフランス原産の黒ブドウで、多くのワイン生産国で栽培されているブドウ品種です。栽培においては冷涼で内陸の気候を好み、特にボルドーでのブレンド品種、またはロワールでの単一品種のワインが知られており、ハーブやたばこ、スパイスの香りをワインに与えます。
ボルドーにおいてはカベルネ・ソーヴィニヨンとメルロに並び用いられますが、特に右岸のポムロールやサン・テミリオンにおいてその重要性は高く、シュヴァル・ブランやオーゾンヌなどのトップシャトーにおいては、この品種を50%を超える比率で用いています。ロワールにおいてはシノンやソミュールなどのアペラシオンが知られており、フレッシュな赤系果実にスパイスの香り、またはより熟度の高い上質なものになるとシガーやレザーのアロマも交わってきます。