Famille Hugel
Famille Hugel / Gentil “Hugel” 2022
ファミーユ・ヒューゲル / ジョンティ・ヒューゲル 2022
生産国/Nation: フランス/France
地域/Region: アルザス/Alsace
≪品種/Varieties≫
シルヴァーナー
ピノ・ブラン
ピノ・グリ
ゲヴェルツトラミナー
リースリング
ミュスカ
≪醸造/Technical Facts≫
手摘みで収穫後プレスし、温度管理をしたタンクか大樽で発酵。春に瓶詰めし、リリースまで瓶熟。
≪コメント/Comments≫
昔アルザス地方で高貴品種の組み合わせから造られるワインをジョンティと呼んでいた伝統を復活させたワインです。ジョンティにはピノ・グリのボディ、ゲヴルツトラミナーのスパイシーなフレーヴァー、リースリングのフィネス、ミュスカの果実味、そしてシルヴァーナーの爽やかさが見事に調和しています。
Famille Hugel
ファミーユ・ヒューゲル
ファミーユ・ヒューゲルは1639年、大西洋からの気候の影響を受けない大陸的な栽培地であるアルザス地方リクヴィールの街で創業。これまで13代370年以上にわたり「ワインの品質は、100%ブドウそのものによる」という黄金律を守り続け、ブドウ栽培とワイン造りの歴史を刻んできました。
各々の品種・ヴィンテージの特徴を表すジェネリック・ワインを始め、最良の区画から厳選され最良の収穫年のみ造られるグロシ・ローイ、単一畑のシェルハマー遅摘みのヴァンダンジュ・タルディヴ、貴腐粒選りのセレクション・ドゥ・グランノーブルなど高品質なラインアップを誇ります。現在、ファミーユ・ヒューゲルは120カ国に輸出されています。
The house of Hugel was established in Riquewihr, a town in a continental cultivation area with no climatic influence from the Atlantic Ocean, in the Alsace district in 1639.
The Hugel family has kept up the golden rule that “The quality of the wine depends on the grapes themselves” for more than 12 generations over 360 years and it has made its mark on grape cultivation and winemaking history. Starting with its Generic wine that expresses the characteristics of each grape variety and vintage, Famille Hugel boasts a superior line-up with the Jubilee which is made from only handpicked harvests from the best sections, the Vendange Tardive, made from late-harvested grapes and the Selection de Grains Nobles using grapes affected by noble rot.
Having started on the wine lists of the finest restaurants in France, the famous name of Famille Hugel is known all over the world and is currently exported to 120 countries.
Gewürztraminer
ゲヴェルツトラミナー
ゲヴェルツトラミネールは黒ブドウと白ブドウの中間、ピンク色の果皮をした珍しいブドウ品種。元は北イタリアのアルト・アディジェのトラミンという地域のブドウに由来するといわれています。名前のゲヴェルツとは「胡椒」を意味し、白ブドウには珍しく、白コショウのような香りを持つといわれています。
その香りも個性的で、ライチや白いバラに白コショウなど、アロマティックな性格を持ちます。味わいは酸が低く、高いアルコールからくるフルボディ。余韻にも苦みとスパイスの香りが残ります。
有名産地としてはフランスのアルザス地方が挙げられ、熟成したものはジンジャーやマッシュルームの香りなどが現れます。また、ヴァンダンジュ・タルディヴやセレクシオン・グラン・ノーブルなどその高い糖分を活かした甘口ワインも作られています。
Pinot Blanc
ピノ・ブラン
ピノ・ブランはピノ・ノワールの突然変異で生まれた白ブドウ品種。主にフランスのアルザス地方、北イタリアのアルト・アディジェやロンバルディアで栽培される白ブドウです。スティルワイン、甘口ワインに瓶内二次発酵のスパークリングなど、様々なスタイルに用いられる万能品種。
味わいの特徴はシャルドネとの類似性をよく指摘されます。酸もしっかりしたミディアム~フルボディ。香りもアップルやレモンにミネラル感も感じられ、いわゆる「ニュートラル品種」と呼ばれる特徴が感じられます。また、オーク樽との親和性も高く、樽熟成によるバニラやスモークの香りが絡まり、複雑で優美な高級ワインにも仕立てられます。イタリアにおいては、ピノ・ビアンコと呼ばれ、フランスのものよりもよりクリスプでシャープな酸が味わい全体を引き締め、よりさわやかなタイプが主流です。また、ロンバルディア州の瓶内二次発酵スパークリングワイン、「フランチャコルタ」に用いられる主要品種の一つとしても有名です。