デーンホーフの最新ヴィンテージ&新GG入荷
ナーエの中央部、オーバーハウゼン村に位置しているデーンホーフは18世紀後期より上質のワインを生産し続け、創立者の孫であるヘルムートがデーンホーフのリースリングを世界的な成功に導きました。1920年代より高名な畑にリースリングを植樹し畑名でワインを瓶詰め、販売を始めています。現在はコーネリウス・デーンホーフが中心となりワインを生産しています。今回新たに2020年最新ヴィンテージが入荷しました。今回はその中から、ドイツ辛口ワインの最高格付け、GGの新商品を紹介します。
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ナーエ川はモーゼルなどの北にある銘醸地に比べ、果実の成熟度が高くなるといわれています。川が蛇行しているため、日当たりや土壌条件も多様で、同じリースリングでも様々なワインが生み出されています。2020年は、数年前から続く温暖なヴィンテージの傾向が続き、特に春先が早く暖かくなることから、ブドウの成長サイクルが全般的に早まりました。天候にも恵まれ、直近のヴィンテージ同様に果実の熟度が高い状態で収穫ができた素晴らしい年です。
≪新商品≫ラベルにもデザインされる塔が象徴的な畑
フェルゼンベルク・フェルゼンテュルムヒェン・リースリング・グローセス・ゲヴェックス 2020
14,300円(税込)
≪新商品≫一級畑内に認定された特級区画
有名な一級畑ヘレンプファートの中心にあるVDPグローセ・ラーゲに認定された特級区画です。ナーエ川の本流から外れた谷間にあり、平均樹齢30~40年。一級畑のエアステ・ラーゲに認定されているこの畑ですが、最も樹齢の古い区画が、グローセス・ゲヴェックスに認定されています。伝統的な大樽とステンレスタンクで発酵と熟成。収量40hl/ha。
急な傾斜、スレートの土壌に恵まれた特級畑
歴史的な傾斜の強い畑で、南~南西向き。2つの崖に挟まれたスレートと斑岩土壌です。周りの断崖に守られリースリングは極めて長いハングタイムをもち、長い時間をかけて高い熟度に達することができます。傾斜度50~70 %で樹齢15~30 年。伝統的な大樽とステンレスタンクで発酵と熟成。収量25hl/ha。
最も恵まれた傾斜地に位置するワイナリーのトップ・キュヴェ
南に向かって半円を描くように蛇行するナーエ川。南向きの強い太陽を最も受けることができるのがこの畑で、デーンホーフの中でもトップ・キュヴェに位置します。黒の強い灰色のスレートと火山土壌から生まれるワインには、ミネラルが豊富に含まれます。100年以上の間ナーエで最も高い評価を受けている伝説的な畑です。傾斜度40~60%で樹齢最高65年。伝統的な大樽とステンレスタンクで発酵と熟成。収量30hl/ha。